人手不足とは言え、介護業界は資格保有者や経験者が多く、自分が望む職場に就職することは困難と言える。中には安定した職に就きながら、キャリアアップを目指し別の職場へ転職する人もいる。
そのような業界で転職を成功させるためにも、第一関門である書類選考を通過するコツはおさえておきたい。
まず、具体的なビジョンを伝えるということは大事だ。履歴書や職務経歴書には、志望動機や自己アピールを書く欄がある。たいていは、面接先の職場の良いところや、自分にはこんな能力があるということを書くが、その欄に自分がどういう将来を思い描いているのかを書くと、採用担当者が目を留まる確率が高くなる。そして協力したい、応援したいと感じた採用担当者は面接を取り付けてくれるのだ。
採用後にその会社で自分がどのように活躍できるかをイメージしてもらうことも重要だ。自分の能力や経験を書くだけでなく、その経験を持ってどのように組織に貢献ができるかを説明すれば、採用担当者の想像力を刺激し、入社が現実的になる。
また、高い離職率に悩まされている介護業界では、長く続ける意思があることを伝えると採用されやすくなる。介護業界で生きていくつもりであること、安定して働きたいこと、介護業界で長期的なキャリアプランを立てていることなどを書くと、長い期間働ける人材を欲している会社側は注目するのだ。
手書きで書くことも重要になる。最近ではパソコンで作った履歴書でテクノロジー力をアピールすることも多いが、介護業界では手書きが有利だ。というのは、介護記録などの書類は手書きで書くことが多く、履歴書で字を丁寧に書けるかどうかを判断している採用担当者もいるからだ。
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