ライフステージが変化していくと、仕事とプライベートのバランスを考えなければならなくなる。仕事の方を調節して働きやすい職場を探すのは賢明な考え方と言える。
介護業界では人材の需要が高くて求人も多く、多様なライフスタイルに合わせられる待遇の募集が見受けられる。そのため、転職をしてライフスタイルに合った職場を求めていくのは、うまくワークライフバランスを保つためのコツである。
転職して介護業界で働き続けている事例として比較的多いのが、訪問介護ステーションやデイケアセンターへの転職となっている。ライフステージの変化として典型的なのが結婚をしたり子供が生まれたりすることであり、年齢を重ねていくにつれてプライベートの時間を重視したいという要望が生まれやすい。養護老人ホームなどでは夜勤がある点が家庭生活に支障を与えることが多く、そういった場合には夜勤のない職場を探す傾向が強くなるのである。
プライベートを重視して、働ける時間にだけ介護に携わりたいという人に選ばれているのが訪問介護ステーションであり、一回の勤務時間は数時間で良く、時間の融通をしやすいのがメリットになっている。
一方、一定のリズムで働きたい人からはデイケアセンターが良く選ばれているが、これは日中の勤務のみになっていて、土日も休めることが多いからである。
ライフスタイルを重視して仕事を探す人の職場探しでは、夜勤の有無が問題になりやすく、良く考慮されている状況が見られる。